男性社会の過酷なる現実


               (続) 特別企画:負け組男たちの地獄 



これは西暦20●●年代における負け組となった男たちの実態を、様々な角度から浮かび上がらせようとの企画の元に、関係者の手記をまとめたものである。


            

○ 第3種肉体労働員 山下○○32歳(本人の希望により名前伏せ字)


今回の世界的金融恐慌の波紋は、第3種肉体労働者にも大きな影響を与えることになりました。職を失い第3種肉体労働者に転落する男たちが急速に増加し、職安や民間派遣サービスセンターは大勢の負け組男で溢れ、私のように数年前から第3種肉体労働者としての辛さを嫌と言うほど味わってきた者にとって、更に厳しい状況となっています。

求職者が増えることで、少しでも条件の良い求人先に有り付くのが至難のこととなったのもちろんですが、今回の不況の影響で求人自体が激減するのを私は一番恐れていました。しかし予想に反して、第3種肉体労働者の求人は逆に増加しているのです。私はこのことに一時はホッとしましたが、すぐにこれが甘かったのだと思い知らされることになったのです。




毎朝職安が開くと同時に、私のような第3種肉体労働者がまるで競争のように中へと走り込み、すぐに全裸になって求人掲示板の前に押し寄せます。我先にと少しでも条件の良い求人票を奪い合って窓口に持って行くのですが、そんな私たちの浅ましくも惨めな姿を窓口の女性職員らが冷笑を浮かべて眺めているのです。

時給により200円以上が赤、100円台が黄色、100円以下が青と色分けされ大雑把な仕事内容と時給が書かれているだけの求人票に第3種肉体労働者の惨めさがひしひしと込み上げます。やっと私が求人掲示板の前に辿り着いた頃には、数枚の求人票しか残っていませんでした。日雇いの厳しい肉体労働ばかりの中で一枚だけ長期のものが残されていましたが、それは時給90円の青い求人票だったのです。

ちょっと前まで時給200円台の仕事はたくさんありましたが、今はそれを望むべくもありません。私は屈辱を噛みしめながら、毎朝職安の求人掲示板の前に並ぶことが耐え難いので、出来るだけ長期を捜していました。しかし時給90円とは民間派遣サービスセンター並の賃金なのです。
   
私は以前、民間派遣サービスセンターの斡旋を利用したことがあります。そこは職安以上に屈辱的な所でした。全裸になったうえに受付窓口の女性スタッフに何度も大声で名前や年齢を叫ばせられたり、屈辱的な身体検査までされたあげく、まるで奴隷のように全裸写真を貼付した登録書まで作成されるのです。過酷な肉体労働を斡旋されたあげく賃金から90%も天引きされ、それが彼女らの給料になるのかと思うだけで悔しさと惨めさで男泣きしました。民間派遣サービスでは長期の仕事にありつけますが、私にはあの過酷すぎる労働と屈辱を再び体験するのが耐え難く、それに比べると職安の方が同じ肉体労働地獄でもまだましに思えたのです。私は泣く泣くその青い求人票を剥がし、いつも私たちへの軽蔑を隠そうともせず冷笑を浮かべて座っている、第3種肉体労働者受付担当の若い女性職員の元へ持って行くしか仕方ありませんでした。

「13番の求人ですね。少々お待ちください・・こちらはARCエレクトロンの製造工場からの求人になります。一応、3ヶ月の雇用となっておりますが第3種労働者の場合、状況に応じて雇用期間に満たなくても事前の通告無く雇用打ち切りになる場合がございます。また労働時間は原則16時間となっておりますが、ARCエレクトロン様の場合、第3種労働者に対してはノルマ制が採用されておりますので、ノルマが満たされるまで時間延長になる場合がございます・・」

ノートパソコンのキーボードを叩きながら、機械的に説明するだけの女性職員の態度は冷淡そのものです。

「20分後に、次の職安バスが出てお送りしますのでそれにお乗りください。先方に着きましたらARCエレクトロンの案内カウンターで受付を済ませその後の指示を受けてください。すぐに仕事に入ることになりますので、そのまま着衣はつけずにいてください。では職安からの紹介書類とARCエレクトロンの求人パンフレットをお渡しします。バスが発車するまで少々お待ちください」

言い終えると女性職員は、仕事を恵んでやったのだと言わんばかりに見下した冷笑を浮かべ私の全裸姿を正面から恥ずかしげもなく見ています。この屈辱感に慣れることは死ぬまで無いでしょう。私は顔を赤くして、逃げるようにバスに乗り込みました。マイクロバスの車体には第3種肉体労働者専用と大きく書かれていて、全裸で乗っている男達を、誰もが嘲笑を浮かべて見ている気がします。私は窓から顔を背けて、渡された求人パンフレットを眺めていました。そこには一般求職者向けの求人募集の案内も記載されていたのです。そのあまりの違いに私は思わず泣きたくなりました。

女性アルバイト、パート募集!

冷暖房完備の快適な職場です。学生、主婦の方も歓迎します。

(仕事内容)
部品入荷時の検品。完成品検査。簡単な機械組み立て作業。伝票入力作業。等々

(賃金)
時給¥1800より。交通費支給、(勤務期間、能力に応じて昇給有り。)

(勤務時間)
月曜から金曜
午前9時〜午後5時までの時間帯で、3時間から6時間程度(希望時間、応相談)




第3種肉体労働者募集

(仕事内容)
月曜から金曜
部品搬入作業。完成品トラック積み込み作業。その他雑役。
土曜、日曜
工場内清掃。大型機材搬入設置作業。その他雑役。
(賃金)
時給¥90。

(勤務時間)
月曜から金曜
午前6時〜午後11時(休憩30分が2回)
土曜、日曜
午前8時〜午後11時(休憩30分が2回)
(備考:ノルマ制時間延長あり)



一週間休み無く働いて、アルバイト女性たちの6時間分の賃金にも満たないのです。あとで知ったのですが、多くの企業がこの不況に直面し、商品価格を下げることが消費者の購入意欲促進に繋がることから低価格競争を繰り広げることとなり、徹底的なコスト削減の為に僅かな賃金で長時間労働をさせることが出来る第3種肉体労働者を最大限に活用するのだそうです。私はこの不況の時代に第3種肉体労働者の求人が増加した理由をようやく悟りました。それは更なる低賃金化と劣悪な肉体労働地獄を促進させる以外のなにものでも無いでしょう。私は勝ち組男や女たちに搾取され、肉体労働の地獄を死ぬまで味わいながら生きていくしかありません。これが女に生まれなかったことを呪いたくなるような、男の世界の過酷な現実なのです。

ARCエレクトロンは家庭用から業務用まで幅広く電気製品を製造し、日本は元より海外まで名の知れた大手メーカーです。私が働くことになった工場も広大な敷地に、最先端の大きな工場が何棟も建ち並んでいました。そんな中に事務所や大食堂、そして様々な厚生施設も入っている洗練されたデザインの大きな建物がひときわ目を引きます。私が最初に行かねばならない受付もその中にあるのですが、全裸の惨めな姿で、その中に入って行くのは最高の屈辱でした。しかも受付には若くて綺麗な女性が二人座っているのです。

「職安の方から連絡は頂いております。第3種労働御希望の山下○○さんですね?これからすぐ働いて頂きますが、仕事内容は現場担当者が指示しますので、それに従ってくださいませ。それではこの建物を出て右方向に在ります第7工場の方へお願い致します」

建物を出る私の耳にクスクス笑っている受付嬢たちの声が聞こえてきます。

「第3種肉体労働者って、フルチンで働かされるんだから惨めよね!ふふふ・・」

羞恥と屈辱に私は泣きたいくらいでした。そして間もなく地獄の肉体労働の日々が始まったのです。
工場内は冷暖房が完備された快適な環境の中、大勢の女性たちが働いています。でも私たちが、その中に入れるのは彼女らが休みの土日だけなのです。第3種肉体労働者の為に冷暖房のスイッチが入れられることはなく、蒸し風呂のような熱さの中、全工場の隅々まで清掃しそれが終わると、製造ライン変更や老朽化による大型機械の入れ替え作業です。この作業は頻繁に行われ酷いときには500メートルは離れた工場間を、10人がかりでやっと持ち上がるような大型機械を何台も運ばせられる最も辛い作業なのです。そんな過酷な仕事が次から次と命じられ、少しの間でも作業が空いたときには炎天下の中も敷地内の草取りをさせられます。企業側にとっては、僅かな休憩時間以外、フルに働かせて少しでも無駄を省きコスト削減に貢献させるのが第3種肉体労働者を雇用する目的なのですから。
平日の午後になると、製品をトラックに積み込む作業が待っています。巨大な配送倉庫へ各工場ごとに製造されたものが段ボールに入れられ次々と運び込まれるのです。どれも30キロを超える重たい物ばかりで、その山積みされた段ボールをすべて人力でトラックに積み込まねばなりません。単純肉体労働の辛さは思わず涙がこぼれるほど辛いのです。5時になって女性たちが帰る頃にも、広大な倉庫を埋めるほど大量の段ボール箱は、まだまだ三分の一にも減ってはいませんでした。

「明日一番で発送しなきゃならないのよっ!この調子じゃ今日も11時までに終わりそうもないわね。気合いを入れてやるから四つん這いになって尻を差し出しなさいっ!」

現場責任者である女性社員に竹刀で尻をひっぱたかれる苦痛と、帰宅するバイト女子学生やパート主婦に、それを見られている屈辱は尋常なものではありません。

「ひゃぁ〜、第3種肉体労働者って惨めなものねぇ・・」

「ああいう男になったらお終いよねぇ・・きゃははは・・」

女性たちが、素っ裸で尻をぶたれる私たちの情けない姿を笑いながら面白そうに見ているのです。

「あんたたち、何のためにキンタマぶらさげてるのっ!ちゃんと賃金もらって雇われてるんだから、しっかり働きなさいっ!それから全部トラックに積み終えたら、倉庫に置いてある廃棄機械がフォークリフト作業の邪魔になるってパートさんが言ってたんで、あんたたちが今晩中に第3倉庫まで移動させておくのよ。分かったっ!」

厳しい叱咤の声と共に、パ〜ンと大きな音を立てて竹刀が尻に炸裂するのです。私は焼けるような痛さと惨めさにぼろぼろ涙をこぼしていました。

すべての荷物を積み終えた時には12時を過ぎていました。これから更に重たい廃棄機械を運ばなければ帰れないのです。倉庫の隅には20台近い廃棄機械が放置されています。第3倉庫までは300メートルは距離がありました。一台を6人がかりで運んで、あと1〜2時間はかかるでしょう。もう腕をあげるのもやっとなのに翌朝6時には、また地獄の労働が始まります。早く帰って少しでも多く眠りたいと思うと、辛くて辛くて目に涙があふれます。どれだけ時間オーバーしても規定の16時間ぶんの賃金しかもらえません。こんな過酷な労働をしないと負け組男は生きてゆけないなんて本当に辛すぎます。それに引き換え、女性たちは何と恵まれているのでしょう・・女に生まれさえすれば、私のように男に生まれたことを呪いたくなるような肉体労働地獄で泣くはめになる事など絶対にないのですから。
一度、第3種肉体労働者に落ちぶれたら最後、絶対にそこから抜け出すことは出来ません。一生、女性からは見放され、ましてや付き合うことなんて夢のまた夢なのです。皮肉にも労働が過酷であればあるほど、職安の女性職員やここの受付嬢たちの顔が脳裏に浮かんで来ます。私より遙かに楽な仕事で十分すぎる収入を得ることが出来る彼女たち・・第3種肉体労働者の身分では、その肌に触れることすら許されない彼女たち・・その彼女らに過酷な肉体労働をあてがわれる惨めさ・・そのあまりの惨めさになにかしらマゾヒステックな性欲さえ湧きあがり肉体労働中にペニスがムズムズと勃起しそうになるのです。今頃は悠々と睡眠をとっているであろう、何の苦労もない彼女らの顔を思い浮かべながらペニスを半起ちさせて過酷な深夜の残業労働をしなければならない・・そんな自分が惨めで惨めで我ながら叫びだしたいくらい情けなくなります。
やっとアパートに辿り着いた時には深夜2時をまわっていました。家賃2万円の崩れかかったようなぼろアパートです。月2万円の家賃でも一人で借りることなど到底無理ですから4畳半のうすよごれた部屋を私と同じ第3種肉体労働者の仲間5人と共有しているのです。みんな昼も夜も過酷な労働に従事していますから、6人が同時に部屋にいることは先ずありません。私が帰った時には一人だけ汚い畳の上で泥のように眠っていました。

私も、極度の疲労ですぐに寝るつもりでしたが、ふと畳の上に投げ出してあった週刊誌に目がいきました。誰かが拾ってきたものでしょう。美人女性が妖艶な眼差しでにっこり微笑みかけている表紙を見ているうちに、強烈な性欲が湧きあがってきました。どんなに過酷な労働で疲れ切っていても、惨めな第3種肉体労働者のどこにも行き場のない性欲は押さえがたいほどたかぶるのです。

表紙に踊っている見出しを見て、思わずページを捲りました。



超A級芸能界美人が選んだ旦那様!


・・女性が選ぶのは、やっぱり地位と財力、そして逞しいペニス?・・



最近、週刊誌などで素人や芸能人がカップルヌード写真を披露するのが流行っているのです。女子アナや女優と言った一流の美人女性まで、財力や逞しいペニスを持った恋人や夫を持つことがステイタスとでも言わんばかりに、誇らしくカップルヌードを公開することも珍しくありません。

やっぱり女性たちが選ぶのは、地位も財力もあり逞しいペニスを持った勝ち組男なのでしょう。私のような第3種肉体労働者に落ちぶれた負け組男など、女性たちには男としての価値すら認めてもらえない哀れな存在なのです。嗚呼、私は女性に触れることも出来ず、気の狂うような性欲を一生、惨めなオナニーで発散するしかないのです。いつしか私は、食い入るように憧れの美女たちの幸せそうなカップル写真を見ながら、激しくペニスを扱きあげていました。
財力と逞しいペニスを兼ね備えて一流の美女を手に入れた勝ち組男たちを情けないほど羨望し、けして手の届かない眩しいばかりに輝く彼女らのヌード姿を見ながら、ついに私は、一生女性の子宮に注ぐことのできない惨めな精液をほとばしらせたのです。
Mainpage


動画 アダルト動画 ライブチャット